猛暑と不安定な天気続く 熱中症警戒 あす(水)は新潟県で39℃予想

 きょう(火)も、猛烈な暑さと不安定な天気が続いている。日本海側は当たり前のように35℃を超える所が多く、新潟や秋田を中心に焼けつくような暑さとなる見込み。また、天気が変わりやすくなっているため、今夜にかけて局地的な激しい雨、落雷や竜巻などの突風に注意が必要だ。

猛暑・湿気・強雨

 きょう(火)午後は、東北北部~九州で広く35℃以上の猛暑日になる見込み。中でも、東北の日本海側や新潟県は、38℃前後の危険な暑さとなりそうだ。きょうは、広範囲に熱中症警戒アラートが発表されているが、東京など最高気温が32℃くらいの地域も含まれている。これは、空気がかなり湿っているためで、気温の数字から受ける印象より、輪をかけて蒸し暑いことを示している。万全な熱中症対策が必要だ。

 湿った空気が流れ込んでいるため、関東から西の太平洋側に雨雲が点在している。この方面は、午後も引き続き断続的に雨が降るが、今夜にかけては内陸を含めて所々で雷雲が発達する見込み。急な天気の変化、落雷や突風、降ひょうなどに注意が必要だ。急に空が暗くなったり、雷鳴が聞こえた場合は、即座に安全な建物内に移動するように心がけたい。

あす(水)長岡(新潟)は39℃

 あす23日(水)は、熱帯低気圧が西日本に近づく見込み。このため、きょうより雨の範囲が広がり、紀伊半島や四国、九州で激しく降る所がありそうだ。あす(水)も、新潟や東北は危険な暑さが予想され、北海道の内陸でも35℃に達する所がある見通し。西日本など雨が降る地域も、かなり蒸し暑くなりそうだ。なお、西日本は週末にかけて湿った空気の流れ込みが続くため、局地的に総雨量が多くなる可能性がある。

 週末は北日本や北陸で、徐々に気温の下がってくる地域が多い。ただし、それまでの尋常でない高温から、現地における真夏並みの気温におさまる程度で、例年の今頃の時期とは比較にならないくらいの蒸し暑さが続く見込み。関東~近畿にかけては、35℃前後の強烈な残暑が続きそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

© 株式会社ウェザーマップ