ブレックス選手がボールの扱い指導 児童50人、プロの技術学ぶ

トークイベントで参加者の質問に答えるブレックスの田臥(奥中央)と村岸(奥右)=ブレックスアリーナ宇都宮

 競技経験の有無にかかわらず、バスケットボールに親しんでもらうクリニック「B.DUNK KIDS PROJECT」(ビーダンク キッズ プロジェクト)が14日、ブレックスアリーナ宇都宮で開かれ、小学1~6年の約50人がドリブルやシュートなどの基礎技術を学んだ。

 プロジェクトはBリーグが、漫画家の井上雄彦(いのうえたけひこ)さんと集英社が共同で運営する「スラムダンク奨学金」との共催。宇都宮ブレックスなどBリーグチームの協力を得て、7月から各地で巡回開催している。

 この日はブレックスの村岸航(むらきしわたる)が講師役。ボールを持つ際に目線を上げること、失敗を恐れずにドリブルやシュートをする大切さを子どもたちに呼びかけた。

 クリニック後のトークイベントには田臥勇太(たぶせゆうた)も参加。ドリブルを上達させる秘訣(ひけつ)を聞かれた田臥は「常にボールに触れて手になじませること。好きなことを全力で頑張って」とエールを送った。

 普段はサッカーをしているという宇都宮市横川東小4年の坂本耕大(さかもとこうだい)君(10)は「相手をかわしてシュートを打つのが楽しかった。目線を上げてドリブルすることや苦手なことに挑戦する大切さを学べた」と話していた。

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