暑さに氷人気熱く 金沢、七尾で猛暑日

氷の出荷に追われる従業員=22日午前10時20分、金沢市の近江町市場

 22日の石川県内は高気圧に覆われ、正午までに七尾で35.6度、金沢で35.1度の猛暑日を記録した。金沢は朝の最低気温が28.0度で31夜連続の熱帯夜となった。猛烈な暑さが続く中、近江町市場冷蔵庫協同組合では、従業員らが氷の出荷作業に追われている。

 主に市場内の鮮魚店向けに出荷している。組合によると、暑さに加え、新型コロナの行動制限がなくなったため、花火大会や夏祭りのかき氷用などの需要も増加。1日の出荷量はコロナ前の水準である12トン程度に回復しているという。

 県内は午後、大気の状態が不安定となる見込みで、金沢地方気象台は夜遅くまで竜巻などの激しい突風や急な強い雨、落雷に注意が必要としている。

  ●熱中症で津幡の男性死亡

 石川県内は22日、4日連続で熱中症警戒アラートが発表された。津幡町では午前8時34分ごろ、農作業をしていた60代男性が意識を失い、町外の病院に搬送された。男性はその後、死亡が確認された。町消防本部によると、熱中症が死因とみられる。

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