タクシン元首相、入国直後に逮捕へ

2008年から事実上の亡命生活を続けているタクシン元首相が8月22日にタイに帰国する予定であることから、警察当局は元首相を迎える準備を整えている。具体的には、元首相が22日午前9時ごろにドンムアン空港に到着した後、警察高官が逮捕状などの必要書類を提示し、バンコク都内ウィパワディランシット通りの警察クラブ、および最高裁判所に護送する。タクシン元首相はタイ帰国に向け、同じく事実上の亡命生活を続けている妹のインラック元首相とともにドバイを離れてシンガポールに入ったとされるが、インラック元首相が一緒に帰国するかは定かでないという。今回の総選挙は第2党だったが、タクシン派政党は2001年から選挙で勝ち続けており、タクシン人気は健在。すでに支持者団体の幹部などがタクシン元首相の帰国を歓迎する意向を示しており、22日には大勢の支持者が空港に詰めかける可能性が高いとのことだ。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

© HKP