【三次市】管理・運営の第三セクターが解散 君田温泉など一部施設は営業終了へ

三次市で君田温泉などを管理・運営する第三セクターが経営難のため解散したことがわかりました。

君田温泉の営業は10月1日までの予定です。

第三セクター「君田トエンティワン」は「君田温泉」や「はらみちを美術館」など7つの施設を管理・運営していました。

19日に開かれた臨時株主総会では利用客減少により、経営維持が困難と判断し法人組織の解散が決まりました。22日の定例会見で福岡市長は...

■福岡誠志・三次市長

「運営母体が解散するというのは大きなインパクトがあった。今後は君田温泉を早期に再開するということで検討を進めていきたい。」

君田温泉「森の泉」は1997年に開業。

ピーク時には年間の入浴者が20万人を超え宿泊者も9千人に上りました。

しかし近年では、大雨や新型コロナの影響などで利用客が減少。

燃料の高騰も追い打ちをかけ、6期連続の赤字となっていました。

君田温泉の利用者や地元住民は。

■利用者

「寂しいよ。次が早く立ち上がったらいいなと思って」

■地元住民

「君田の温泉は美人になる温泉と聞いております。だから残してほしいなという希望が私は強いです」

君田温泉などの施設は10月1日で営業を終える予定です。

その後、美術館など一部施設については市の運営によって営業を続けるとしています。

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