津幡、熱中症で死亡 農作業の60代男性

 22日の石川県内は七尾で37.2度、志賀で35.6度、小松で35.3度、金沢で35.1度の猛暑日を観測するなど、猛烈な暑さに見舞われた。津幡町では午前8時半ごろ、農作業をしていた60代男性が意識を失い、心肺停止の状態で病院に搬送されたが、その後に死亡した。町消防本部によると、熱中症とみられる。県内で今年夏、熱中症による死者は3人目。

 県内は熱中症警戒アラートが発表されていた。各消防によると、このほか少なくとも金沢など4市で11人が救急搬送された。

  ●金沢33日連続真夏日

 金沢地方気象台によると、金沢で30度以上の真夏日を観測するのは33日連続で、気象台が金沢市西念に移転した1991年以降では最長となった。

 気象庁などは、23日も熱中症の危険性が極めて高くなるとして予防対策を求めている。

  ●9月も厳しい残暑

 気象庁は22日、北陸地方の9~11月の3カ月予報を発表した。暖かい空気に覆われやすく、気温は高くなる。特に9月は、太平洋高気圧の勢力が持続するため厳しい残暑が続く見込み。降水量はほぼ平年並み。

 ▽9、10月 天気は数日の周期で変わる。

 ▽11月 平年と同様、曇りや雨の日が多い。

© 株式会社北國新聞社