福井県福井市で史上最多26日目の猛暑日 8月23日は暑さが峠越える「処暑」なのに…9月も暑さ続く?

厳しい残暑の中、多くの実を付けるクリの木=8月22日、福井県大野市七板

 8月23日は二十四節気の一つ「処暑」で、暑さが峠を越える頃とされる。福井県内は22日、小浜市で最高気温37.4度など10観測地点のうち福井市越廼を除く9地点で35度以上の猛暑日となった。36.1度を観測した福井市は今年26日目の猛暑日となり、福井地方気象台によると1942年と2010年に記録した年間最多日数を更新した。

 大野市でも22日、屋外では汗が噴き出るほどの厳しい残暑となった。同市シルバー人材センターが管理するクリ園には、約5200平方メートルにタンバグリの木が約150本植えられている。今年は表年で実が多いといい、子どものこぶしほどに成長。同センターの村上洋平さんは「日に日に実が大きくなっていて、秋が近づいている」と話していた。緑色のイガは徐々に色づき、収穫が始まるのは9月中旬という。クリ園は一般開放していない。

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 23日も気温が上がる見込みで、日中の最高気温は福井市35度、敦賀市34度の予想。

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 気象庁が22日発表した9~11月の3カ月予報によると、全国的に高温となり、特に9月は残暑が厳しく猛暑日が増える恐れがあり、熱中症に注意が必要としている。

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