「日本一の芋煮会」概要発表 特別席新設、当日券は値上げ

今回の「日本一の芋煮会」について説明する大場康平実行委員長(中央)=山形市・ホテルメトロポリタン山形

 「第35回日本一の芋煮会フェスティバル」(9月17日、山形市馬見ケ崎川河川敷)を前に、山形商工会議所青年部でつくる実行委員会は22日、当日の概要を発表した。さまざまな特典を付けた特別席を新設するなどし、本県の秋の風物詩を満喫してもらう。食材費などの高騰に対応するため、1食分のチケットは当日券のみ100円値上げし、600円で販売する。

 昨年は新型コロナウイルス禍で飲食エリアを限定する感染防止策を取り入れたが、今年は制限を設けずに実施する。暑さが厳しくなることを想定し、霧状の水をまく扇風機を、人が集まる場所に設置する熱中症対策を講じる方針。

 特別席の一つが、貸し切りのキャンピングカーで芋煮会やバーベキューなどを楽しめる内容で、2組限定で販売する(1組15万円)。地酒、ワインの飲み放題などの特典がある「ラウンジ」も新たに設ける。料金は大人1万円など。

 配食に関し、電子決済による事前予約チケット(協賛金)は1食分500円で取り扱う。食材費や設営費などが高騰していることを背景に、当日は600円で販売する。

 山形市のホテルメトロポリタン山形で関係者を集めた説明会を開き、実行委員長の大場康平さんは「来場者に笑顔で帰ってもらえるように、安心で安全なイベント運営を行っていきたい」と話した。

あいさつする大場康平実行委員長(左)=山形市・ホテルメトロポリタン山形

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