新庄「歴まちカード」きょうから無料配布 国交省が5000枚寄贈

歴まちカードの拡大パネルを贈呈する大竹将也建政部長(左)=新庄市役所

 国土交通省は「歴史的風致維持向上計画」の認定を受けた新庄市の魅力を発信する「歴史まちづくりカード」5千枚を作製し、22日、同市に寄贈した。市は23日から新庄ふるさと歴史センターで無料配布する。

 同市は計画の柱に▽新庄まつり▽雪国の農村文化の継承▽萩野地区の信仰行事―など五つを掲げ、今年2月に国から「歴まち計画」の認定を受けた。県内では鶴岡市に次いで2例目。

 歴まちカードは、表面に最上公園(新庄城址)での新庄まつり山車(やたい)行事の写真を配し、裏面で芭蕉の乗船地として知られる本合海、雪国文化の象徴である旧農林省積雪地方農村経済調査所など8カ所の歴まちスポットを紹介している。

 贈呈式は市役所で行われ、東北地方整備局の大竹将也建政部長が「多様な文化が残る新庄市の魅力をアピールし、誘客や認定都市間の交流などに役立てていただきたい」とあいさつ。カードの拡大パネルを山尾順紀市長に手渡した。

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