足利市の強盗傷害事件 当時19歳の男を検察官送致「送致理由は明らかにせず」

 宇都宮家庭裁判所は22日までに、足利市の住宅で今年(2023年)1月に住人を暴行し現金などを奪ったとして、強盗傷害などの疑いで5月に逮捕された事件当時19歳の男3人のうち1人を検察官送致とする決定をしました。送致は17日付で決定理由は明らかにしていません。

 強盗傷害などの疑いで逮捕されていたのは、住所不定で無職の当時19歳の男3人です。

 3人は共謀して今年1月10日午前1時ごろ、足利市羽刈町の住宅に侵入し、50代男性の背中などにけがを負わせ、現金300万円やキャッシュカードなどを奪った上、男性の住宅近くのコンビニのATMから現金50万円を引き出した疑いがもたれています。

 3人は去年(2022年)11月以降、関東で起きた強盗事件などに関与したとみられ、警視庁や県警などに逮捕されました。

 宇都宮家庭裁判所は3人のうち1人を今月(8月)17日付で検察官送致とする決定をし、ほかの2人のうち1人を今月15日付で東京家庭裁判所に移送する決定をしています。

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