大谷翔平選手に公式応援曲 奥州・菅野さん発案、プロデュース

「day by day GoGo」をプロデュースした菅野広宣さん

 奥州市出身の米大リーグ・エンゼルス大谷翔平選手のふるさと応援団(会長・倉成淳市長)は公式応援曲に「day by day GoGo」を認定した。私設ファンクラブを運営する同市水沢の美容師菅野広宣(ひろのぶ)さん(62)が発案、プロデュースし、同市出身のサックス奏者らが作曲。地元の子どもたちも携わった曲を通じて、世界を沸かせる「二刀流」にエールを送り続ける。

 「カモン、翔平」。大谷選手の地元、姉体スポーツ少年団の子どもや保護者らの元気なかけ声から始まり、随所に「ゴーゴー、翔平」という声が入る。さんさ太鼓や鹿踊りなど本県の伝統芸能の祭りばやしのリズムを使用。宮沢賢治の「星めぐりの歌」を潜ませる部分もあり、大谷選手が古里を感じられる曲に仕上げた。

 菅野さんは、大谷選手が県内でプレーしている時代から大ファンで、2012年に私設ファンクラブを設立した。2年ほど前、米国在住の知人が大谷選手の曲を作ったことをきっかけに「世界共通の応援歌を作りたい」と思案し、今年2月に友人のサックス奏者Eryca(エリカ)さんに相談。ピアニストの佐竹彩さん(盛岡市出身)と菅原敏さん(奥州市出身)も加わり、3人で曲を制作した。

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