【GXビジネス】企業の成長を加速させる外部の支援③【大分県】 亀の甲(佐伯市)と佐伯市番匠商工会

亀の甲の狩生健之代表取締役(右)と佐伯市番匠商工会の平川淳一郎経営指導員=佐伯市直川

 自信を持って良い商品を作ったものの、販路確保に苦戦するケースはある。外部人材の支援を受け、商品を見直すことで、作り手だけでは気づけない魅力や販売方法を見いだすことにつながるケースもある。

 甘酒の製造、販売を手がける亀の甲(大分県佐伯市直川、狩生健之代表取締役)が2022年に商品化した「有機あまざけ」。健康志向の高まりやオーガニックを好む人からの要望が増えてきたことから、有機JAS認定を受けて製造し、販売を開始した。

 ただ、なかなか認知度が上がらなかった。そこで佐伯市番匠商工会の経営指導員、平川淳一郎さん(34)を交えて、商品の販路拡大に着手することになった。平川さんは、県の伴走支援者育成事業での支援先を探す中で、狩生代表取締役に声をかけた。

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