東京の生徒らが農を学ぶ 酒田ファームステイ

興味深そうに枝豆の選別作業をする中学生=酒田市

 田園調布学園中等部(東京都)の2年生198人が農村生活に触れる「酒田ファームステイ」が22日から3泊4日の日程で、酒田市内で繰り広げられている。2日目の23日には、生徒たちが枝豆の選別やイチゴの苗の定植などを体験した。

 この日は、3カ所に分かれて農業体験を行った。同市藤塚のほり農園(堀庸介代表)では、ドローンで農薬を散布する様子を見学し、朝取りの枝豆を選別した。生徒たちは枝葉に付いた虫に驚きつつも、きれいな枝豆を黙々と籠に入れていた。西村優花さん(14)は「大変さもあったけれど、たくさん付いている豆を収穫する農家さんのやりがいを感じることができた」と話していた。

 旧平田町時代から続く恒例行事で、地元農業者などでつくる酒田ファームステイ実行委員会(土田治夫実行委員長)が主催した。生徒たちは鳥海山・飛島ジオパークのツアーも楽しんだ。

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