ミニチュアや絵で楽しむ新庄まつり 3人の作品展示

新庄まつりを感じることができるミニチュア山車や絵画、刺し子絵が並ぶ=新庄市・雪の里情報館

 「もうひとつの新庄まつり展」が新庄市の雪の里情報館で開かれている。ミニチュア山車(やたい)や刺し子絵などが並び、お祭り気分を味わうことができる。

 下金沢町若連で約40年にわたって山車制作に関わる介護職員神部明(じんぶあきら)さん(60)=同市鳥越=のミニチュア山車は「鏡獅子(かがみじし)」「連獅子(れんじし)」といった歌舞伎の王道から映画「もののけ姫」など、ユニークなものまで16台が並ぶ。庄司郁子さん(84)=同市十日町=は、山車や鹿子踊(ししおどり)の刺し子絵2点を出品。奥山敏彦さん(故人)が2017年の山車を題材に描いた絵画20点も展示されている。

 新型コロナウイルス禍でミニチュア山車の制作を始めた神部さんは「過去にどの若連も作っていない自分だけの夢山車を作った。ぜひ作品のストーリーも感じてほしい」と話した。9月24日まで。

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