日本海側は危険な暑さ 北海道も猛暑日 全国的に天気急変に注意

 

 きょう(木)午後も、東北や北陸は極端な高温、北海道も猛暑日が連続する異例の暑さが続きそうだ。東海付近は夕方にかけて、局地的な激しい雨が降る見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒・注意が必要だ。そのほかの各地も、天気の急変に注意が必要となる。

■札幌36℃予想

 東北の日本海側や北陸は、午前中から猛烈な暑さとなっている。午後はさらに気温が上がり、40℃に迫る高温となる所がありそうだ。また、北海道も旭川や札幌などで、35℃以上の猛暑日が予想されるため、あまり暑さに慣れていない地域では、より徹底した熱中症対策をとるようにしたい。なお、北海道は暑さに加えて、午後は天気の急変にも注意が必要だ。

 湿った空気が流れ込んでいる影響で、東海付近で午前中から激しい雨が降っている。この方面は夕方にかけても雨雲が発達しやすく、叩きつけるような雨の降る所がある見込み。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や道路の冠水に警戒・注意が必要だ。そのほかの各地も、午後は天気が変わりやすく、局地的ではあるが、にわか雨や雷雨がある見通し。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要となる。

■東・西日本残暑続く

 あす25日(金)は、北海道や西日本は天気が変わりやすいが、東北や東日本は晴れて厳しい残暑が続く見込み。26日(土)の午前中は晴れ間の出る地域があるものの、午後は内陸を中心に、にわか雨や雷雨がありそうだ。27日(日)は北海道で雨や雷雨となり、午後は本州の日本海側でも雨の降る所がある見通し。週末は北海道で気温が多少下がるとはいえ、その他の各地はまだうだるような暑さが続きそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

© 株式会社ウェザーマップ