いまだ買い手が現れないルカク…チェルシーは移籍金減額も検討?

[写真:Getty Images]

チェルシーは構想外となっているベルギー代表FWロメル・ルカク(30)について、値下げを余儀なくされるかもしれない。

今夏にレンタル先のインテルから復帰したルカク。しかし、選手側が再びチェルシーでプレーする意思を示さなかったことで、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は構想外とすることを決め、現在はU-21チームでのプレーを命じている。

完全に不良債権と化したルカクを何としても今夏の移籍市場で売却したいチェルシーだが、ここまで進展している交渉はなし。ユベントスはチェルシーの要求額である3500万ポンド(約64億5000万円)を支払う姿勢を示す一方、セルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチを5000万ポンド(約92億1000万円)で購入することを条件としており、交渉は停滞中だ。

また、ルカクに関心を示してきたサウジ・プロ・リーグのアル・ヒラルは、フルアムのセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチを獲得したことで撤退。イギリス『イブニング・スタンダード』によると、移籍市場終盤になっても有力な買い手が現れないルカクについて、チェルシーは値下げやローンでの放出を余儀なくされる可能性があるとのことだ。

ただし、海外クラブへのシニア選手のローンは5枠までという制限があり、チェルシーはすでに3枠を使用。残り2枠についても埋まる可能性があるため、最終的には完全移籍のみしか受けられなくなる可能性もある。

© 株式会社シーソーゲーム