コロナ感染者、3週間ぶり増加 定点当たり12.72人に 兵庫県

神戸新聞NEXT

 兵庫県は24日、県内の医療機関198カ所から14~20日の1週間に報告があった新型コロナウイルス感染者は2515人で、1カ所平均12.70人だったと発表した。前週(7~13日)の平均11.72人から増えた。7月31日から8月13日まで2週間続いていた減少が止まり、お盆期間を挟んで増加に転じた。

 政令・中核市の定点当たりでは、神戸市=6.83人▽姫路市=13.63人▽尼崎市=9.07人▽西宮市=4.92人▽明石市=5.91人。県の健康福祉事務所管内では、朝来と中播磨が定点当たり30人を超えた。

 24日午前0時時点で、県内の入院患者は726人と前週より67人減ったが、重症者は7人増の18人だった。

 県感染症対策課は、この期間(14~20日)は多くの医療機関が休診していたため、感染者の報告数は低めに出ているという見方を示し、感染状況は「高水準で高止まりしている」とした。(高田康夫)

© 株式会社神戸新聞社