広島カープ 4連勝 “全員野球” で首位追う 打つべき人が、ベテランが、中継ぎ陣が… DeNA戦(8月23日)

強い広島カープが戻ってきました。打つべき人が打って、ベテランが仕事をして、中継ぎ陣が大奮闘。みごとな4連勝でした。

首位・阪神を追いかけながら、3位・DeNAを突き放したいカープは、1回、1アウト・ランナー1塁から3番・小園海斗 が、フェンス直撃の2ベースヒット。得点圏までランナーを進め、2試合連続で先制点を生み出している4番・西川龍馬 。

変化球をセンター前に弾き返し、4番が、なんと3試合連続の先制打点。本当に頼りになります。

さらに3回、フォアボールで出塁した 菊池涼介 を2塁に置き、打席には8月から打率を上げてきた小園。きっちりセンター前に運び、リードを広げます。

この日の先発は、1か月ぶりの白星へ援護をもらった 大瀬良大地 。3回、ここまで22イニング無得点のDeNA打線相手に2アウトからランナー1塁で3番・佐野。甘く入った変化球は、しっかりとらえられ、2ランホームラン。試合を振り出しに戻されます。

さらに続く4番・牧に長打を打たれて、2アウト・ランナー2塁のピンチ。打席には一発が怖い、ソト。意地のカットボールで勝ち越しを許しません。

大瀬良は、その後は立ち直りますが、同点の5回でマウンドを後続に託します。

カープ打線は、6回、連打から2アウト・満塁のチャンスをつくり、代打・田中広輔 。フルカウントからの6球目でした。野球を知り尽くすベテランらしく冷静にボールを見極めます。新井監督も「値千金」と絶賛した押し出しフォアボールで、ついに勝ち越しに成功します。

さらに7回。ノーアウト・ランナー2塁・1塁で先制タイムリーの4番・西川。カットボールをフェンスまで運んで、タイムリーツーベース。

さらに4試合ぶりにスタメンに入ったチーム最年長の5番・松山竜平 。鮮やかに追加点を奪い、DeNAを突き放します。

この日は、リリーフ陣も大健闘。6回、大道温貴 が、得点圏にランナーを背負いながらも粘って無失点。

7回、2試合連続ホールドの 中﨑翔太 は、きっちり三者凡退に討ち取ります。

8回は、島内颯太郎 が、4試合ぶりに登板。18試合連続無失点が途切れた影響もなく、三者凡退で切り抜けます。

最後は、守護神に返り咲いた9試合連続無失点中の 栗林良吏 。きっちり三者凡退で締めくくり、カープは4連勝です。

広島カープ 小園海斗 選手
「うれしいですし、本当にチームのためになっていると思うので、これからもがんばっていこうかなと思っています。状態もいいですし、雰囲気もいいので、この流れのままやっていけたらなと思います」

― あすに向けて意気込みを。
「本当に絶対に勝って帰りたいなと思うので、応援をよろしくお願いします」

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