落雷の恐れで教員の採用試験中止 水泳の実技、全員を満点に 兵庫県教委

兵庫県庁3号館=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県教育委員会は24日、2024年度公立学校教員採用試験の2次選考のうち、高校区分(保健体育)で23日に実施していた水泳の実技試験を、落雷の恐れがあったため途中で中止したと発表した。予備日を設けておらず、水泳は受験者全員を満点として扱う。

 教員採用試験は集団面接や筆記試験といった1次選考を経て、2次選考では模擬授業や個人面接を行う。うち64人が通過した高校の保健体育では、器械運動、陸上競技、水泳、球技、武道かダンスの実技計5種目を行うが、水泳を実施中の同日午後5時ごろに雷鳴が聞こえたため、一部の受験者は未実施のまま中止した。水泳以外は滞りなく終えたという。(大橋凜太郎)

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