LRTカプセルトイも開業日に「発進」 タテノ(下野)が製造販売 車両、ロゴ、運転席…運営社が協力

カプセルトイ用のLRTグッズ

 宇都宮市と芳賀町を走る次世代型路面電車(LRT)が開業する26日、観光物産グッズなどを製造販売するタテノ(下野市石橋)はLRTのカプセルトイなど関連グッズを発売する。同社は14年前にも本県名物「レモン牛乳」などのご当地グッズを販売している。舘野浩明(たてのひろあき)社長は「グッズを通じて栃木を応援し、地域貢献もできればとの思い。LRTの開業に花を添えられれば」と話している。

 同社は1972年に創業し、2000年ごろから栃木のご当地グッズを作り始めた。これまで「レモン牛乳」や「ギョーザ」、アイスの「サクレ」、「岩下の新生姜(しんしょうが)」、佐野市ブランドキャラクター「さのまる」など、さまざまな商品やキャラクターのグッズ約300種類を製造販売し、話題を呼んでいる。

 LRTのグッズはカプセルトイ用(300円)と物販用(価格未定)の2種類を製造。カプセルトイは車両正面や横向き、開業記念ロゴ、運転席、マンホール、車止めなど8種類を用意した。

 デザインはLRTの運行会社である宇都宮ライトレールの協力を得て、全社員で考えた約30種類の案から絞り込んだ。商品は長辺が約4センチでアクリル製。「2023 8/26 祝 開業」や宇都宮ライトレールの「L」のロゴマーク、運転席をリアルに再現した絵柄などを印刷した。ボールチェーン付きでかばんや財布などに付けられる。

 グッズは宇都宮市周辺の観光施設や高速道路のサービスエリア、道の駅などで販売予定。同社でも購入できる。(問)タテノ0285.52.0736。

LRTグッズを手にする舘野社長

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