「君田温泉 森の泉」10月1日で営業終了へ 運営の3セクが解散 再開の見通しは立たず 広島・三次市

広島・三次市の君田温泉などを運営する第3セクターが、経営難を理由に解散しました。温泉施設は10月1日で営業を終える予定で、再開の見通しは立っていません。

三次市の第3セクター「君田トエンティワン」は、温泉など7つの施設を管理・運営していました。

「君田温泉森の泉」は、1997年のオープン以来、観光名所の1つとして根強い人気が続きました。しかし、近年は利用客の減少や施設の維持管理が厳しく、6期連続の赤字となっていました。

君田トエンティワンは、19日に開いた臨時株主総会で、経営難を理由に法人組織の解散を決めました。このため、温泉施設などは、10月1日をもって営業を終了します。

三次市は、早期の再開を目指したい考えですが、運営形態などについては具体的なめどが立っていません。

三次市 福岡誠志 市長
「三次市の宝である君田温泉については今後も大切な地域資源として、観光資源として活用していく考えであることには変わりない」

一方、美術館や博物館など残る5つの施設については、市が直営するとしています。

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