日産自動車（横浜市）は24日、電気自動車（EV）の充電中に、無償で所有者らに施術する施設「フルチャージサロン」を、新名神高速道路宝塚北サービスエリア（兵庫県宝塚市）に開設した。9月6日までの期間限定で、他社製EVも対象。規格外の果物を有効活用したドリンクも無料で提供する。
EVの普及のため、日産が昨年から中日本、西日本高速道路と取り組むサービス「グリーンパス」の一環で、関西では初めて。同サービスエリアには、急速充電設備2台がある。
会場には再生素材の建屋（25平方メートル）を新設。人気ヘッドスパ店「悟空のきもち」のセラピストが約20分間、頭や首、腕や脚などの運転疲れをほぐす。2種類のドリンクを用意し、同乗者にも提供する。
日産は国内のEV販売台数で12年連続首位。会場には自社EVのサクラ、アリアを展示し、同社の増田泰久日本マーケティング本部長は「乗ってよかったと思っていただき、お乗りでない方にも興味関心を抱いてもらえたら」と話す。
午前10時～午後6時（受け付けは午後5時半まで）。EVの利用を証明するアプリか車両の鍵を見せれば利用できる。（大島光貴）
