「NPT＝核拡散防止条約再検討会議」の準備会合が議長総括を取り下げて閉幕したことについて、広島市の松井市長は「非常に危惧すべき状況」だと見解を示しました。
オーストリア・ウィーンで開かれた「NPT＝核拡散防止条約再検討会議」の準備会合…。議論をもとに議長が総括文書をまとめましたがイランなど一部の国の反発を受けて取り下げ、11日に閉幕しました。これを受けて広島市の松井市長は、「議論そのものが十分できない会議設定になってしまっているのではないか」と会議の体制に懸念を示しました。
■広島市 松井一実市長
「（各国が互いに）会議をまとめていこうという意図を持った上での弾力的な対応すら難しくしている非常に危惧すべき状況」
市長は現地で会合に参加し、「核抑止論」の放棄などを訴えていました。
《2023年8月24日放送》
