輪になって夜待ち盆踊り 芳賀の城興寺、浴衣姿の子どもらでにぎわう

4年ぶりに行われた夜待ち盆踊り

 【芳賀】延生地蔵尊として知られる下延生(しものぶ)の城興寺で23日夜、「夜待ち盆踊り大会」が開かれた。新型コロナウイルスの影響で中止していたため、開催は4年ぶり。

 盆踊りは翌24日の日の出に合わせた本尊地蔵菩薩(ぼさつ)の開帳を待つ行事で、今回が67回目。檀家(だんか)らでつくる「延生地蔵尊夜待ち盆踊り保存会」が保存伝承に努めている。

 盆踊りには町内外から11団体が参加した。おはやし会のメンバーがやぐらの上で音色を奏で、参加者はやぐらの周囲を回りながら踊りを楽しんだ。境内は浴衣姿の子どもなど、多くの人でにぎわった。

 芳賀東小6年北折匠(きたおりたくみ)君(12)は「伝統ある踊りに参加して自分も地域の一員だと思えた。コロナでいろいろできなかったので、皆で踊れたのが楽しかった」と笑顔を見せた。

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