つばさ8本、区間運休 24日、線路温度上昇し点検

山形新幹線(資料写真)

 JR奥羽本線は24日午後、線路の温度が上昇し、ゆがみが生じる恐れがあるため点検を行い、一時列車の運転を見合わせた。山形新幹線つばさ上下8本が福島―新庄間で区間運休し、普通列車上下5本が運休した。約2千人に影響した。

 JR東日本山形支店によると、同日午後1時40分ごろから約2時間、置賜―高畠間で異常の有無を確認した。県内では2018年と19年の夏、JRの線路にゆがみが見つかり、列車に運休や遅れが生じるトラブルが起きている。

 JR山形駅では運転見合わせを知らせる掲示板に利用客が見入った。米沢市に向かおうとしていた女性2人は「家族に車で迎えに来てもらうか、バスや米坂線を乗り継ぐか考えている」と困り顔だった。

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