今週末も大気の不安定な状態が続くため、全国的に変わりやすい空模様となりそうだ。晴れていても天気が急変するおそれがあり、急な激しい雨や雷雨に注意が必要となる。また、新潟県や東北の日本海側の危険な暑さはトーンダウンするものの、まだまだ厳しい残暑が続く見通し。北海道の猛暑はあす26日(土)までは続く見込みで、引き続き、熱中症に警戒が必要となる。
なかなか天気安定せず 晴れても油断禁物
あす26日(土)は午前中は晴れ間のでる所が多いが、湿った空気の影響で不安定な天気が続きそうだ。午後はあちらこちらで雨雲が発生し、雷雨になる所もある見込み。特に昼過ぎから夕方にかけては東日本の内陸部ほど発雷確率が高く、山沿いを中心に激しい雨や雷雨になるおそれがある。西日本や北日本でも突然雨が降り出すような空模様となるため、晴れていても天気の急変に注意が必要だ。
あさって27日(日)は北海道では断続的に雨で、雨脚の強まる所もありそうだ。その他も変わりやすい天気で、全国的に降水確率はやや高くなっている。いつ、どこで雨が降るか特定しにくい空模様となるため、折り畳み傘を持ち歩くなど雨への備えはしておきたい。
危険な暑さでなくても厳しい残暑
今週は新潟県や東北の日本海側で危険な猛暑が続いている。きょうも38℃を超えている所があるが、この極端な暑さはきょうまでとなりそうだ。ただ、土日も34℃前後の暑さは予想されているため、引き続き、熱中症に警戒が必要となる。その他の地域は土日もそれほど気温が変わらず、全国的に33℃前後の所が多くなりそうだ。
北海道の猛暑は土曜日まで
北海道も異例な暑さで猛暑日になっている所があるが、北海道の猛烈な暑さはあすも続く見込み。札幌や旭川では気温が35℃まで上がる予想で、平年を大幅に上回る気温となりそうだ。ただ、北海道の猛暑はあすまでで、あさって27日(日)以降は徐々に気温が下がる見通し。来週は暑さが収まり、30℃に届かない日が続きそうだ。
（気象予報士・多胡安那）
