旧小林化工を継承、生産増に期待 沢井製薬の木村社長

インタビューに応じる沢井製薬の木村元彦社長

 後発薬大手の沢井製薬社長に6月就任した木村元彦氏(66)が25日、共同通信のインタビューに応じた。睡眠導入剤の混入問題を起こした小林化工(福井県あわら市)から引き継いだ「トラストファーマテック」について「生産の仕方や品質管理を学んでもらい、できることは全てやった。うまく立ち上がってほしい」と述べ、今後の生産増に期待を示した。

 沢井製薬の親会社サワイグループホールディングスが小林化工から工場と従業員を引き継ぎ、子会社「トラストファーマテック」として6月に初出荷した。小林化工から約400人がトラスト社に移り、うち約130人が沢井製薬の各工場で研修を重ねたという。

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