空港地上業務の団体設立 人材確保へ魅力発信

 「グランドハンドリング」と呼ばれる空港の地上業務に当たる人材を確保するため、全日本空輸系や日本航空系などの企業50社は25日、業界団体「空港グランドハンドリング協会」を設立した。各社が協力して仕事の魅力を発信したり、業務の効率を高める方法を話し合ったりする。

 地上業務の人員は、新型コロナウイルス禍での離職や採用中断を経てコロナ前から1~2割減ったといい、航空需要の回復で不足感が強まっている。観光立国を掲げる政府も業界への支援が必要との立場を取る。

 同協会は羽田空港で設立総会を25日開いた。初代会長にはANAエアポートサービスの小山田亜希子社長が就いた。

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