同僚の腹と腰つねって全治5日、「冗談」で済まされず 兵庫県警が男性警部補を処分

兵庫県警察本部=神戸市中央区

 顔見知りの同僚をつねってけがを負わせたとして、兵庫県警は、県警本部の総警務部門に勤務する30代の男性警部補を所属長訓戒処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 県警によると、警部補は4月19日午前、巡回指導で立ち寄った阪神地域の警察署で、30代男性巡査長の腹部と左腰部を1回ずつつねったとされる。巡査長は全治5日の皮下出血と診断され、被害届を提出。県警は7月12日、傷害容疑で警部補を書類送検した。

 県警によると、巡査長は別の業務で巡回指導に出られず、途中で顔を見せに行ったところ、つねられたとされる。警部補は「(巡査長に)巡回指導に参加してほしかった。顔見知りだったので、冗談という認識だった」と話しているという。

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