こども県展最終審査、入賞や入選作決まる 山形美術館

こども県展の最終審査に当たる岡山大学術研究院教育学域教授の清田哲男さん(左)=山形市・山形美術館

 第65回県こども絵画展(こども県展)の最終審査が25日、岡山大学術研究院教育学域教授の清田哲男さんを審査員に迎え、山形市の山形美術館で行われた。最高賞の県展賞12点(各学年1点)と奨励賞48点(同4点)、入選作959点が決まった。入賞・入選者は29日付の本紙で発表する。

 清田さんは審査後、出品作について「どの年代も画用紙の端から端までいっぱいを使っており、表現するエネルギーが伝わってきた。先生と子どもたちの信頼関係や互いの熱意も感じた」と総評した。先生らによる指導については「教えることの先にいかに遊ばせるかが大事。子どもたちのやってみたいを引き出す指導を意識してほしい」などと助言した。

 県内の園児、小中学生から1万1991点の応募があり、3401点が24日の1次審査を通過した。

 こども県展は山形新聞、山形放送、県美術連盟、山形美術館、巡回展開催地教育委員会が主催。入賞・入選作は第78回県総合美術展(県美展)と併せ、9月2~18日に山形美術館で展示。同20日から、米沢、長井、河北、寒河江、村山、大石田、新庄、酒田、鶴岡の9市町を巡回する。

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