おわら優美、観衆魅了 富山市八尾町で30日までプレイベント

観客の前でおわらを披露する天満町の踊り手=越中八尾観光会館

 「おわらステージ2023夏~八尾・ときめく6日間」が25日、富山市八尾町上新町の越中八尾観光会館で始まった。9月1~3日に同市八尾町中心部で開かれる「おわら風の盆」のプレイベントとして、30日まで県民謡越中八尾おわら保存会の全11支部と八尾高校郷土芸能部が出演する。

 前夜祭が昨年に続いて中止になったことから、越中八尾観光協会(鈴木聡会長)が初めて企画。30分のステージを1日に2回行い、各支部と同部が1回ずつ出演する。

 初日は、天満町と鏡町の担い手が哀調を帯びた楽器の音色や唄に合わせ、勇壮な男踊りや艶やかな女踊りを披露。来場者は座席で鑑賞し、終了後は踊り手との記念撮影や町歩きを楽しんだ。北日本新聞社後援。

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