神輿や妙技に喝采 新庄まつり本まつり

ご神体を納めた神輿が新庄市内を練り歩いた新庄まつり本まつり

 新庄まつり2日目の本まつりが25日、市中心部で繰り広げられ、旧新庄城内にある天満宮のご神体を納めた神輿(みこし)が練り歩き、新庄藩の威光を現代に伝えた。

 神輿渡御行列は午前9時に最上公園から出発。先頭の御先手(おさきて)が「下におろう」と大きな声を響かせ、見物客から大きな拍手が送られた。侍役が金色の神輿の脇を固めて歩いたほか、二つの箱をぴたりと合わせたまま歩く挟箱(はさみばこ)や傘回しといった妙技も披露された。沿道に詰めかけた市民や観光客は、行列の様子をスマートフォンなどで写真に収めていた。

 豪華な山車(やたい)も市中心部を練り歩き、引き手の子どもたちが暑さに負けず「チェレンコヤッサー」と大きな声で盛り上げていた。

 まつり最終日の26日は鹿子(しし)踊の奉納や市中心部での山車展示、囃子の演奏などが行われる。

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