「夏休みの宿題」9割以上の親が手伝った経験アリ 最後まで残る宿題は「読書感想文」と「自由研究」

小学生や中学生の子どもがいる家庭では、いつも以上に忙しくなる夏休み。学校が休みになり、毎日の昼食の用意が必要なだけでなく、さらに親の負担となっているのが子どもの夏休みの宿題。株式会社ランクアップがこのほど、20代~60代の子育て経験のある男女417人を対象に「夏休みの宿題に関する調査」を実施した結果を公表した。

「お子様の夏休みの宿題を手伝ったことはありますか?」と質問をしたところ、7割以上が「ある」と回答。さらに現在小学生の子どもを持つ人に絞ると9割以上が夏休みの宿題を手伝った経験があることが分かった。

「手伝ったことがある」と回答した現在小学生の子どもを持つ人に「負担に感じますか?」と質問したところ、「少し感じる」は47.5%、「とても感じる」は32.2%で合わせると約8割に達した。

夏休みの宿題のなかでも一番大変な宿題では「自由研究」が67.2%で断然1位。テーマ決めから準備など手間のかかる宿題である自由研究に対して、7割近くの親が負担を感じていることが判明した。

夏休みの宿題の進行具合については、半数以上が「夏休み期間のギリギリまで終わっていない」と回答。宿題が終わるのはいつ頃かと聞いたところ、「8月最終週」が85.2%、「お盆明けの週」が11.0%となり、9割以上の家庭が8月後半に宿題の追い込みをしている傾向にあった。

「夏休みの宿題の中でも最後までやらずに残ってしまうものを教えてください」という質問では、1位「読書感想文」(39.3%)、2位「自由研究」(34.8%)という結果になった。

本を一冊読む必要がある読書感想文は、物理的にも時間がかかる宿題であるため夏休みの最後まで残る傾向がある一方で、夏休みの宿題のなかでも7割近くの方が手伝いを負担に感じると回答している「自由研究」は、時間も労力もかかってしまうことから、最後までやり残してしまうようだった。

(よろず~ニュース調査班)

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