顔認証で避難所受け付け パナソニック、管理負担を軽減

避難所の受付で使う顔認証付きカードリーダー(画像の一部を加工しています)

 パナソニックホールディングス傘下でIT事業を手がけるパナソニックコネクトが、顔認証技術を使った避難所の受け付けシステムを開発した。身分証の読み取りと組み合わせ、即座に避難者の情報を集約。入り口での待ち時間を減らして現場の混乱を防ぐほか、自治体側の管理業務の負担軽減につなげる。

 避難者はカメラ付きのカードリーダーに運転免許証かマイナンバーカードを置き、データを読み込ませる。その後、顔を近づけるだけで、従来は人が行っていた本人確認を端末が行う。避難者の台帳が自動的に作成され、避難所運営に役立てる。

 兵庫県南あわじ市が3月に初めて導入した。

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