金沢高、解任の顧問謝罪 バスケ部暴力で保護者説明会

 金沢高男子バスケットボール部顧問の男性教諭(52)が複数の部員に暴力や暴言を繰り返したとして解任された問題で、同校は26日、保護者向けに説明会を開いた。出席者によると、教諭本人が謝罪し、学校側が経緯を説明した。

 同校によると、教諭は部員の腹を殴ったり、「死ね」「あほ」と発言したりしていた。学校は7月に匿名の投書が届いたことを受けて調査。教諭は暴力や暴言を認め、今月23日付で顧問を解任された。

 教諭は1996年から同部を指導し、全国高校選手権は2021年にベスト8、昨年も16強に導いた。同教諭の指導を求めて入学した生徒も多く、1、2年生の保護者会は継続指導を求める嘆願書を提出した。同部は新しい顧問がすでに指導に当たっている。

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