遠藤航もランクイン!プレミアリーグで「歴史上最高額で移籍した30代の選手」ベスト10

今夏のマーケットでシュトゥットガルトからリヴァプールに移籍することになった遠藤航。30歳の選手でありながら高額な移籍金で取引され、大きな話題を集めた。

今回は『Transfermarkt』のデータから「プレミアリーグのクラブが買った30代の選手」の移籍金ランキングをご紹介しよう。

9位:クリスティアーノ・ロナウド

加入元:ユヴェントス

加入先:マンチェスター・ユナイテッド

年度:2021年

年齢:36歳

移籍金:1700万ユーロ(およそ27.09億円)

レアル・マドリー、そしてユヴェントスで活躍したクリスティアーノ・ロナウド。36歳になって新たな挑戦を志し、若くして加入した古巣マンチェスター・ユナイテッドに復帰することを選んだ。

ただ、残念ながら低迷していたマンチェスター・ユナイテッドを救うには至らず。最終的にはチームを批判するインタビューで物議を醸し、契約解除でサウジアラビアへと去った。

9位:オリヴィエ・ジルー

加入元:アーセナル

加入先:チェルシー

年度:2018年

年齢:31歳

移籍金:1700万ユーロ(およそ27.09億円)

モンペリエでリーグアン優勝の立役者になり、それからアーセナルで世界最高のターゲットマンとして評価されるようになったフランス代表FW。天才的なポストワークと強烈なフィジカルを武器に活躍した。

そして31歳になった2018年1月、シーズン途中にチェルシーへと1700万ユーロで移籍することになった。現在もミランでバリバリ現役。

7位:クラウディオ・ブラボ

加入元:バルセロナ

加入先:マンチェスター・シティ

年度:2016年

年齢:33歳

移籍金:1800万ユーロ(およそ28.68億円)

バルセロナでマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンとポジションを争いつつ活躍を見せたチリ代表ゴールキーパー。ジョゼップ・グアルディオラの誘いによってイングランド・プレミアリーグにやってきた。

しかし33歳で挑戦したプレミアのプレーに全く適合できず、低調なパフォーマンスに終始。評価を高められないまま、2020年にはレアル・ベティスへとフリーで放出されている。

7位:ルイ・パトリシオ

加入元:スポルティングCP

加入先:ウォルヴァーハンプトン

年度:2018年

年齢:30歳

移籍金:1800万ユーロ(およそ28.68億円)

スポルティングCPで長く活躍し、ポルトガル代表の守護神を務めたルイ・パトリシオ。ワールドカップやEUROなどでもその実力を遺憾なく発揮し、2018年に満を持してウォルヴァーハンプトンでプレミアリーグに挑戦した。

イングランドでもさすがの実力を見せた後、2021年には34歳にして1200万ユーロもの移籍金でローマへと引き抜かれている。

4位:クロード・マケレレ

加入元:レアル・マドリー

加入先:チェルシー

年度:2003年

年齢:30歳

移籍金:2000万ユーロ(およそ31.87億円)

レアル・マドリーではルイス・フィーゴやジネディーヌ・ジダン、ロナウド、ラウール・ゴンサレスなどのスター軍団とともに戦い、中盤の守備的な役割を一手に担ったフランス代表の名ボランチ。

「過小評価されている選手」として有名であったが、2003年にチェルシーへ移籍してからは「マケレレ・ロール」という名前が付けられるほど「守備的ミッドフィルダーの代名詞的存在」になった。

4位:フィリペ・コウチーニョ

加入元:バルセロナ

加入先:アストン・ヴィラ

年度:2022年

年齢:30歳

移籍金:2000万ユーロ(およそ31.87億円)

リヴァプールからバルセロナに移籍した際には1億ユーロ以上で取引されたフィリペ・コウチーニョ。ただスペインでは怪我の連鎖もあって活躍できず、しかもレンタル先ではいいパフォーマンスを見せるという皮肉な状況が続いた。

そして2022年、ローンで所属していたアストン・ヴィラが買い取る形で完全移籍。しかしながら、やはり保有されるとなかなか活躍することができず…。

4位:遠藤航

加入元:シュトゥットガルト

加入先:リヴァプール

年度:2023年

年齢:30歳

移籍金:2000万ユーロ(およそ31.87億円)

今夏のマーケットでこのリストに加わった遠藤航。ファビーニョとヘンダーソンを同時にサウジアラビアへと放出することになったリヴァプールが急遽シュトゥットガルトから引き入れた。

3位:クリス・ウッド

加入元:バーンリー

加入先:ニューカッスル・ユナイテッド

年度:2022年

年齢:30歳

移籍金:3000万ユーロ(およそ47.81億円)

正確に言えば、このランキングで10位タイにも入っているクリス・ウッド。ニュージーランド代表の長身ハイタワーは、2022年1月にニューカッスルへと3000万ユーロで加入し、当時の30代選手最高額を記録した。

そして今年はニューカッスルからノッティンガム・フォレストへと1700万ユーロで移籍しており、30代になってから4700万ユーロを動かしている選手である。

2位:カリドゥ・クリバリ

加入元:ナポリ

加入先:チェルシー

年度:2022年

年齢:31歳

移籍金:3800万ユーロ(およそ60.56億円)

ナポリで長く活躍を続けたセネガル代表センターバック。イタリアでの実績を引っ提げて2022年夏にチェルシーへと引き抜かれ、イングランド・プレミアリーグに挑戦した。

移籍金は3800万ユーロに達したものの、その投資に見合う活躍が出来なかったことから批判され、そして今夏は2300万ユーロでサウジアラビアへと移籍している。

1位:カゼミロ

加入元:レアル・マドリー

加入先:マンチェスター・ユナイテッド

年度:2022年

年齢:30歳

移籍金:7000万ユーロ(およそ111.55億円)

30代にイングランド・プレミアリーグへとやってきた選手の中で最も高額なのは、レアル・マドリーからマンチェスター・ユナイテッドに加入したカゼミロだ。移籍金はなんと7000万ユーロを超えた。

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ただその投資は明らかに効果的だった。中盤の守備的な役割を与えられた彼は獅子奮迅のプレーを見せ、マンチェスター・ユナイテッドに落ち着きと勝利のメンタリティをもたらした。

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