ブライトンがカイセド後釜確保! リールの逸材MF獲得へ個人間&クラブ間で合意

[写真:Getty Images]

ブライトンが、リールのカメルーン人MFカルロス・バレバ(19)の獲得を決定的なモノとしたようだ。

ブライトンは先日にエクアドル代表MFモイセス・カイセドを、イギリス史上最高額となる総額1億1500万ポンド(約212億円)で売却。クラブは移籍市場閉幕までにカイセドの後釜確保に動いており、リールの逸材MFをトップターゲットに定めていた。

すでに個人間合意にこぎ着けていた一方、先日に掲示した2000万ユーロ(約31億6000万円)のファーストオファーは拒否されていた。しかし、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ブライトンは今回2度目のオファーを掲示。

3000万ユーロ(約47億4000万円)を売却条件に設定するリールに対して、固定額2700万ユーロ+アドオン300万ユーロ、さらにリセール時の数%の支払いという好条件のオファーを掲示し、クラブ間合意に至ったという。

また、メディカルチェックもすでに予約されており、少なくとも週明けに移籍が完了する見込みだ。

バレバは母国カメルーンのクラブから2022年1月にリールへ加入。加入2年目となった昨シーズンのリーグ・アン開幕節のオセール戦でファーストチームデビューを飾ると、途中出場を中心に公式戦25試合に出場した。

迎えた今シーズンはプレシーズンの好アピールによってパウロ・フォンセカ監督の信頼を獲得し、開幕2試合で出場機会を得ていた。

179cmの左利きのMFは、守備的MFやセントラルMFを主戦場とするダイナミックなプレースタイル。正確な左足から繰り出される長短交えたパス、密集地帯でも相手のプレスをいなすターンの巧さや運ぶドリブルを特長とする。守備の局面では線の細さは否めないが、持ち味である機動力によってボールホルダーの懐に入って奪い切る力も有する。

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