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バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の長崎ヴェルカの選手、スタッフら約20人が26日、長崎市幸町に来年完成予定の新アリーナの建設現場を見学した。ガードの松本健児リオンは「観客で満員になったこのアリーナで早くプレーしたい」と完成を待ち望んだ。
ヴェルカの本拠地となる新アリーナは、通販大手のジャパネットホールディングス(佐世保市)が手がける地域創生事業「長崎スタジアムシティプロジェクト」で建設が進む。工事進捗率は約35%。観客席の最上段まで姿を現している。
選手はプロジェクト内容などの説明を受けた後、観客席の最上段部分に上り、アリーナ全体を見下ろした。コート予定地にも足を踏み入れ、一人一人が鉄骨に思い思いの直筆メッセージ。「長崎でバスケットボールを文化に」と書き込んだフォワード森川正明は「長崎をバスケットボールで盛り上げるのが自分の使命。このアリーナで観客を沸かせたい」と意気込んだ。
案内した企画運営者、リージョナルクリエーション長崎(長崎市)の藤澤翔・プロジェクト推進部長は「選手の喜ぶ姿を見て、工事を進める励みになった。選手のモチベーションが上がってくれればうれしい」と笑顔で語った。