開幕2連勝のミラン、ピオリ監督は補強の効果実感 「多くの選択肢を与えてくれる」

[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督がチームの状態や補強について語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じている。

セリエA開幕節のボローニャ戦を2-0で勝利したミラン。ホーム開幕戦となった26日の第2節トリノ戦ではアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチの2試合連続ゴールを皮切りに、フランス代表FWオリヴィエ・ジルーのPKからの2ゴール、フランス代表DFテオ・エルナンデスの技ありゴールもあり、4-1の完勝を収めた。

新戦力が今節も活躍し、開幕2連勝のピオリ監督は前節以上に収穫があったとコメント。チャンピオンズリーグ(CL)の舞台を強く意識していることも明かした。

「目標は2つのコンペティションで戦うことだ。今日はボローニャ戦に比べると一歩前進した。新加入の選手たちは我々が求めていた特徴を備えているし、多くの選択肢を与えてくれる。今夜はうまくいったが、改善すべき点もある」

今シーズンは[4-3-3]の布陣を採用しているピオリ監督。[4-2-3-1]も並行して使っていくことを示唆しつつ、大型補強の効果が出ていることへの満足感も示した。

「[4-2-3-1]を)交互に使っていく可能性もあるが、プレーシステムによってチームが攻撃的になったり、そうでなくなったりするとは思わない。恐らく、インサイドハーフがいるから今はより攻撃的なんだ。5人の選手が攻撃を試みている。プリシッチはジルーの背後で非常にうまくプレーできるし、たくさんの選択肢がある。新しい選手を溶け込ませるために、ある程度の継続性を持たせるのは良いことだ」

また、移籍市場におけるクラブの状況にも言及。移籍が噂されながらも、2試合連続でアンカーを務めているボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFラデ・クルニッチについては「残るだろう」と一言。一方、さまざまな選手が新戦力候補に挙がっているストライカーの補強については含みを持たせた。

「ジルーは素晴らしい選手だが、チャンピオンズリーグが始まれば2つのコンペティションで戦うことになるし、それは簡単なことではない。全てのコンペティションで100%を保証できる選手などいない。選択肢は多ければ多いほど良いが、今は人手が足りているし、これから何が起こるのか見てみよう」

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