七五三シーズンに向け、神戸市中央区の生田神社では早くも千歳飴の袋詰め作業が始まっている。子どもたちの健やかな成長を祈り、同神社の巫女らが紅白の飴を詰めている。
新型コロナウイルス禍による分散参拝の呼びかけもあり、例年より少し早い9月ごろから参拝者が増えるという。これを受けて、3年前から袋詰めの作業を8月に前倒しにしている。
白衣と緋袴に身を包んだ巫女らは26日から作業を開始。神戸市出身の版画家、故・川西祐三郎さんが同神社の境内や鶴、亀などをあしらい製作した袋に、紅白の飴を丁寧に詰めた。
巫女の藤井愛里紗さん(24)は「七五三シーズンが近づいてきたと実感した。お子さまが笑顔で参拝に来てくれることを想像しながら詰めた」と話した。
千歳飴は4千袋用意する予定で9月1日から配布。同神社TEL078.321.3851(大高 碧)