遠藤航、「ヨーロッパでの同僚ベストイレブン」が意外にすごい

今夏のマーケットでシュトゥットガルトからリヴァプールに移籍して大きな話題になった遠藤航。

今回はその遠藤航がヨーロッパでのキャリアを通してともにプレーしてきた選手の中からベストイレブンを選んでみた。

GK:グレゴール・コベル

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:スイス

現在:ボルシア・ドルトムント

遠藤航とともにプレーしたゴールキーパーで最も飛躍したのはおそらくグレゴール・コベルだろう。ホッフェンハイムでデビューした後でシュトゥットガルトに貸し出され、ポジションを掴んで完全移籍した。

そして2021年にはボルシア・ドルトムントへと引き抜かれ、2021-22シーズンは29試合、2022-23シーズンは27試合に出場するなど主力としてプレー。昨季はブンデスリーガのベストイレブンに選ばれた。

CB:ホルガー・バートシュトゥーバー

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:ドイツ

現在:引退

バイエルン・ミュンヘンの下部組織で育ち、豊かな才能を備えた天才センターバックとして知られたバートシュトゥーバー。しかしキャリアを通して大きな怪我に悩まされ続け、そのタレントは開花することはなかった。

しかしそれでも長くサッカー選手としてプレーし続け、2017年にシュトゥットガルトへと加入。一度契約満了で退団したもののすぐに復帰し、2021年に退団するまで所属していた。

CB:コンスタンティノス・マヴロパノス

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:ギリシャ

現在:ウェストハム・ユナイテッド

PASヤニナで10代にして活躍し、2018年1月にアーセナルへと引き抜かれたギリシャ人センターバック。驚きのステップアップと話題になったものの、イングランド・プレミアリーグではわずか7試合しか起用されなかった。

2020年にニュルンベルクへローンされてからはドイツを主戦場とし、その後シュトゥットガルトへと期限付き移籍を経て買い取られた。そのプレーが認められ、今夏は2000万ユーロでウェストハム・ユナイテッドへと移籍している。

CB:ダナクセル・ザガドゥ

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:フランス

現在:シュトゥットガルト

パリ・サンジェルマンの下部組織で育ち、フランスのユース代表で大きな注目を集めた左利きのディフェンダー。2017年からボルシア・ドルトムントでプレーし、ドイツ・ブンデスリーガで実績を積み重ねた。

2022年夏に契約が更新されずにフリーエージェントとなったあと、ビッグクラブへの移籍も噂されたもののシュトゥットガルトへの加入を選択。怪我や病気に悩まされたものの17試合に出場した。

右SB:冨安健洋

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シント・トロイデン

国籍:日本

現在:アーセナル

日本人選手を入れるのはどうかと思ったものの、右SBとして選ぶとすれば冨安健洋を差し置いて他にいなかった。

シント・トロイデンで10代にしてレギュラーを獲得し、欧州でその才能を一気に開花させた。それからセリエAのボローニャを経てイングランド・プレミアリーグへと進出。現在は最終ラインならどこでもこなせるユーティリティ性まで備えた。

左SB:ボルナ・ソサ

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:クロアチア

現在:シュトゥットガルト

毎年のようにステップアップが噂されてきたクロアチア代表レフティ。ドイツにルーツがあったことからそちらの代表を選択することを希望したものの、後にFIFAの規定に引っかかることが判明し、改めてクロアチアに戻ったというエピソードもある。

昨年行われたUEFAネーションズリーグではクロアチア代表として初ゴールを奪取し、カタールで行われたワールドカップにも出場。今後のキャリアが注目されている。

CMF:ゴンサロ・カストロ

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:ドイツ

現在:引退

バイヤー・レヴァークーゼンやボルシア・ドルトムントで活躍し、ドイツ代表でも5試合に出場した経験を持っている名センターハーフ。2018年に31歳でシュトゥットガルトへと加入し、遠藤航とチームメイトになった。

2018-19シーズンは2部降格を経験したもののそのままチームに残って1年でのブンデスリーガ昇格に貢献。2021年に退団してアルミニア・ビーレフェルトへ移籍し、昨年現役引退している。

CMF:ナウィル・アーマダ

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:フランス

現在:クリスタル・パレス

もう一人のボランチとしては今年クリスタル・パレスにステップアップしたフランスユース代表の21歳、ナウィル・アーマダを選択した。

ユヴェントスの下部組織から2020年にシュトゥットガルトへと加入し、昨季の前半戦で17試合に出場して才能を評価され、1月のマーケットでクリスタル・パレスに引き抜かれた。

FW:ニコラス・ゴンサレス

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:アルゼンチン

現在:フィオレンティーナ

アルヘンティノス・ジュニオルスから2018年夏にシュトゥットガルトへと加入したアルゼンチン人アタッカー。前線ならどこでもこなせるタイプだが、2部を戦った2019-20シーズンは14ゴールを決めて昇格に大きく貢献した。

そして2021年にはイタリア・セリエAのフィオレンティーナへと2300万ユーロで移籍。アルゼンチン代表としても24試合に出場して4ゴールを記録している。シント時代のデ・リッデルとも迷ったが…。

FW:サーシャ・カライジッチ

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:オーストリア

現在:ウォルヴァーハンプトン

オーストリア出身で2メートルの長身を持つハイタワー。2019年にシュトゥットガルトへと加入した後、1年目は前十字靭帯断裂のためにほぼ全てを欠場してしまったものの、2020-21シーズンは16ゴールを決めて完全復活を見せた。

昨季は開幕後にウォルヴァーハンプトンへと1800万ユーロで引き抜かれたものの、膝の怪我のためにふたたび1シーズンを棒に振り、今季ようやく復帰している。

FW:マリオ・ゴメス

遠藤航とともにプレーしたクラブ:シュトゥットガルト

国籍:ドイツ

現在:引退

シュトゥットガルトが産んだドイツ代表のエースストライカー。バイエルン・ミュンヘンでも4シーズンに渡ってゴールを量産し、多くのタイトルを獲得した。

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そしてヴォルフスブルクを経て2017年にシュトゥットガルトへと復帰。2部降格も経験したものの、その中でも古巣で戦い続けて1部昇格に貢献。それを置き土産に現役を引退した。

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