金沢競馬の地方全国交流重賞・北國新聞社杯第19回イヌワシ賞（北國新聞社後援）は27日、距離2000メートルに8頭が出走して第12レースで行われ、1番人気のラッキードリーム（兵庫・下原理騎乗）が優勝した。重賞9勝目で、白山大賞典（9月26日）の優先出走権を獲得した。
66歳で地方通算7418勝のレジェンド・的場文男騎手の登場もあって、2004人が入場した場内は沸き、売得額は4億174万2600円に上った。
ラッキードリームは2周目3コーナーを過ぎて先頭に立ち、直線で追い上げた5番人気のウラノメトリア（大井・青柳正義騎乗）にアタマ差で競り勝った。勝ちタイムは2分8秒3。さらに1馬身差の3着に2番人気のグリードパルフェ（高知・赤岡修次騎乗）が入り、他地区勢が上位を独占した。
●「ウマい話は詐欺」県警キャンペーン
北國新聞社杯イヌワシ賞に合わせ、金沢競馬場では石川県警が特殊詐欺被害防止キャンペーンを行った。県警生活安全企画課員と金沢東署員が来場者に不審な電話へ注意を求めた。
イヌワシがモチーフの県警マスコット「いぬわし君」も登場。警察官が啓発チラシやうちわを配って「電話でお金の話は詐欺。ウマい話に注意して」と呼び掛けた。
●吉原騎手騎乗・ユメノホノオ高知三冠
27日に高知競馬で行われた3歳重賞・第27回黒潮菊花賞で、金沢のエース・吉原寛人騎手の乗ったユメノホノオが優勝し、コンビで史上4頭目の高知三冠を達成した。
吉原騎手の高知重賞制覇は今年6度目。23日に川崎で行われた第20回スパーキングサマーカップをスマイルウィで制したのに続き、他場の重賞2連勝を飾った。
