大谷翔平選手、プロ野球日本ハム時代の食による体づくりは 管理栄養士が語るスポーツで活躍するための食事、福井県小浜市

スポーツで活躍するための食の体づくりについて講演する櫻井郁美さん(右)=8月26日、福井県の小浜市食文化館

 プロ野球北海道日本ハムの管理栄養士、櫻井郁美さんを招いた講演会が8月26日、福井県の小浜市食文化館で開かれた。櫻井さんは自身が管理する選手の食事メニューを紹介し、スポーツで活躍するための食の体づくりについて説明した。

 生涯食育を推進する同市が、昨年から新たに取り組む「スポーツ食育」の一環として開いた。高校生や保護者、スポーツ指導者ら約90人が耳を傾けた。

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 櫻井さんは、スポーツのパフォーマンスを向上させるには骨格筋量の増加が必要で、そのためには三大栄養素の摂取バランスが大切と説明。日本ハム選手の1日の食事例を挙げ、3食ともに炭水化物50~65%、脂質20~30%、タンパク質13~20%の割合になるようメニューを調整しているとした。炭水化物を多く摂取するために、選手がご飯にとろろやちりめんじゃこを組み合わせたり、バナナジュースを毎朝飲んだりなど工夫していることも紹介した。

 参加者から日本ハム時代の大谷翔平選手の食事について質問が出ると、櫻井さんは「体重や体脂肪の管理はもちろん、腕やおなか周りの数字に敏感で自分の体への関心は(他の選手より)飛び抜けていた」と当時の様子を話していた。

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