チャビ、乱打戦制しての連勝に「自分たちで試合をおかしくした」 16歳ヤマルにも「年齢には驚かされる」

[写真:Getty Images]

チャビ、乱打戦制しての連勝に「我々自らのせいで試合がおかしくなった」 16歳ヤマルにも「年齢には驚かされる」

バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が振り返った。スペイン『マルカ』が報じている。

27日のラ・リーガ第3節でビジャレアルのホームに乗り込み、4-3で勝利したバルセロナ。開始15分で2点リードの流れから、よもやの3失点で逆転を許したが、フェラン・トーレスとロベルト・レヴァンドフスキの連続ゴールでひっくり返し、打ち合いを制した。

守備面に大きな課題を残したものの、攻撃面で上回り、リーガ開幕戦での引き分けから2連勝のチャビ監督は試合後、失点の多さを認めつつ、勝利を手繰り寄せた後半に満足感を示した。

「我々自らのせいで試合がおかしくなった。試合をコントロールしてはいたが、失点しすぎだったね。チームはそれから落ち着いてプレーするようになり、自信とともに力を発揮したし、あと2、3ゴールは当然だった」

「攻撃面では良い試合だったが、守備面では失点が多かったよ。今日は守備で苦しんだが、相手もピッチも簡単ではなかった。そのなかで、後半はよくやったと思う。だが、ハイプレスを止めたり、失った後に取り返せないとなると、より苦しくなる」

「守備は改善しなければならない。だが、後半は特に満足している。我慢強かったしね。試合としては一歩前進した」

そんなバルセロナでは右ウィングで先発した16歳のラミン・ヤマルが先制弾をアシストしたりと存在感。指揮官も選手の能力を認め、次代のバルセロナを背負って立つ存在になりうる存在だと期待した。

「私の期待はとても大きいものがある。彼は監督の気まぐれではないスターだ。彼がする判断のほとんども常に正しい。それでいて知的。ずば抜けた選手さ。彼にはスペインのフットボール界のためにもスペインを背負っていってもらいたい」

「私は彼がこれからどうするか聞いていないがね。私は彼がバルセロナで何年にもわたってプレーくれればと思う。彼なら、いち時代を築いていけるだろう。だが、冷静さも大事。彼がマネジメントの問題を抱えているとは思わないし、ここで喜び、幸せだ」

「彼は謙虚だし、熱心だし、フットボールが好き。プレーする準備ができているように感じる。彼の年齢には驚かされるよ。16歳になったばかりなんだ」

© 株式会社シーソーゲーム