【MLB】今オフ注目のFAランキング!「惑星最高の選手」大谷は1位 山本由伸が3位にランクイン

写真「惑星最高の選手」大谷は5億ドル契約も視野に

今オフは、日本人選手の動向がMLBを騒がせることになりそうだ。

まだ勝負の9月を控えているとはいえ、半分近くのチームはそろそろ来季に向けた動きに切り替える時期にさしかかり、すでに今オフのストーブリーグの話題も出始めている。MLBの選手契約情報サイト「MLB Trade Rumors」が8月末時点でのFA候補ランキングを発表し、TOP10以内に大谷翔平(エンゼルス)と山本由伸(NPB・オリックス)がランクインした。今回は、日本人選手の評価について紹介していこう。

まずは大谷だ。右肘の内側側副靱帯損傷が発覚し、投手としては今季のシーズンエンドが確定した大谷だが、打撃面での活躍を見ればそこまで評価は下がらないと記事では指摘されている。ブライス・ハーパーがオフシーズンにトミージョン手術を受けたのち、5月から指名打者で復帰していることを考慮しても野手としての価値は損なわれないだろうという見方のようだ。

さらに、大谷が投手として起用されるかの如何に関わらず契約はFAとして史上最高額に達するだろうとされている。比較対象となるのは昨年オフにヤンキースと9年総額3億6000万ドルで契約を結んだアーロン・ジャッジだが、大谷は当時のジャッジより2歳若い。4億ドル、場合によっては5億ドル以上の契約も可能だと記事では綴られている。

一方FA市場を騒がせると見られている日本人は大谷だけではない。現在オリックスでプレーする山本由伸にも、多くの注目が集まっている。

今回の記事で、山本由伸はFA選手ランキング3位にランクイン。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者によれば、8月23日(日本時間)の山本登板日にはヤンキースやメッツ、レッドソックスなど10球団のスカウトが集結していたという。現在メッツでプレーする千賀が素晴らしい投球を見せていることから、山本の評価はさらに上昇しているようだ。

その投球レベルはもちろんだが、山本が高く評価されている最大の要因はその年齢だ。通常MLBでFAになる選手の年齢は29歳から31歳の間がほとんど。28歳となるとまばらで、27歳という選手はほとんど見られない。それにも関わらず、山本は25歳の時点で契約を結ぶことができるのだ。彼の現時点での投球を考えると、8年、あるいはそれ以上の契約を結ぶことは容易だと記事内では指摘されている。

MLB外からの選手との契約はMLBでプレーする選手に比べれば不安要素もあるが、それを割り引いても山本が大きな契約を得る可能性は高そうだ。

なお、記事内ではほかに注目すべき候補として今永昇太(DeNA)や松井裕樹(楽天)の名も上がっている。

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