放射線被ばく者医療を学びに広島へ アメリカから医師3人が研修に参加

広島県や広島市、研究機関などでつくるHICARE(放射線被曝者医療国際協力推進協議会)は、アメリカから研修生を迎え、研修プログラムを開いています。

HICAREは、1991年から放射線被ばく者医療に関する研修を実施しています。今回は、アメリカ・ロサンゼルスとハワイから3人の医師を迎えました。研修は28日から9月1日まで実施されます。初日は、平和公園を訪れ、原爆資料館を見学したほか、原爆ドームも視察しました。

ハワイから研修に来た小児科集中治療医 レン・Y・タナカさん
「ハワイ ホノルルと広島は姉妹都市で、たくさん被爆者も住んでいる。歴史を受け継いでいきたい」

HICARE 関野弘美 事務局長
「今回、ハワイとカリフォルニア州からの参加ということで被爆者の多いところ。医療に携わることもあろうかと思う。しっかり学んでいただきたいと思う」

研修では広島大学で講義を受けるほか、被爆証言を聞いたり、広島赤十字・原爆病院を視察したりするということです。

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