豪軍輸送機が小松到着 30日にも共同飛行訓練

共同訓練で飛来した豪空軍の輸送機=航空自衛隊小松基地

 航空自衛隊と共同訓練を行っているオーストラリア空軍のC―17輸送機が28日、訓練拠点である空自小松基地に到着した。30日以降に小松入りする同空軍のステルス戦闘機F35Aを待って、共同の飛行訓練を開始する。

 28日、駐機場では小松基地の隊員約100人が国旗などを掲げて空軍を出迎えた。大型の輸送機が着陸すると、小松空港デッキに集まった来場者が一斉にカメラを向けた。降り立ったオーストラリアの隊員4人は石引大吾小松基地司令と握手した後、同基地隊員とハイタッチを交わした。

 共同訓練は23日に始まっており、9月15日までの期間中、オーストラリア空軍からは約140人が参加する。小松沖の空域で各種戦術を訓練し、技量向上と相互理解促進を図る。夜間や土日曜の飛行訓練は予定していない。

© 株式会社北國新聞社