プール利用増 今季8万人超 射水・太閤山ランド、猛暑・コロナ5類移行後押し

造波プールを楽しむ大勢の利用者=11日、太閤山ランド

 27日で今季の営業を終えた県民福祉公園太閤山ランド(射水市黒河・小杉)のプールの利用者は計8万3838人(速報値)で、前年の2倍近くに増え、4年ぶりに8万人を超えた。猛暑や新型コロナウイルス感染症の5類移行が後押ししたとみられる。

 7月22日に営業を始め、最多入場日は8月12日の4250人だった。利用が増えた理由について施設側は「4季ぶりに人数制限をなくしたことや、小学校のプール開放中止、晴天・猛暑が続いたことが影響したのだろう」と分析。「大きな事故なく営業を終えられ、コロナ前の入場者数に戻り、ひと安心している」とした。

 コロナ前(19年)のプール利用は8万1772人だった。感染拡大後は入場制限や営業打ち切りなどの影響で20年に2万2707人、21年は1万9334人に落ち込み、22年は4万2254人に回復していた。

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