日本時間８月29日、MLB機構は2023年レギュラーシーズン22週目の週間MVPを発表し、アメリカン・リーグはアダム・デュバル（レッドソックス）、ナショナル・リーグはムーキー・ベッツ（ドジャース）が選出された。デュバルは今季２度目かつキャリア通算２度目の受賞で、レッドソックスからの選出は今年５月の吉田正尚以来。一方のベッツは昨年８月以来キャリア通算５度目（アで３度、ナで２度）の受賞であり、ドジャースからの選出はマックス・マンシー、フレディ・フリーマンに続いて今季３人目となった。
現在34歳のデュバルは、７試合に出場して打率.483（29打数14安打）、５二塁打、５本塁打、12打点、OPS1.689の好成績をマーク。打率、本塁打、打点の主要３部門でリーグトップの数字を残したほか、長打率（1.172）、OPS、安打、二塁打、長打（10）、塁打（34）もトップであり、文句なしの週間MVP選出となった。７試合中６試合でマルチ安打を記録し、日本時間８月22～24日に３試合連続本塁打、同27～28日にも２試合連続本塁打をマーク。なお、レッドソックスは今季の３度を含め、1974年の表彰開始以来のべ142人の週間MVPを輩出しており、これはメジャー最多の数字となっている。
現在30歳のベッツは、６試合に出場して打率.615（26打数16安打）、４二塁打、１本塁打、７打点、２盗塁、OPS1.540の好成績をマーク。打率、出塁率（.655）、安打はリーグトップ、得点（９）はトップタイの数字で、長打率（.885）とOPSも５位にランクインした。日本時間８月24日のガーディアンズ戦ではキャリア２度目となる１試合５安打を記録し、６試合中５試合でマルチ安打、うち３試合は３安打以上と絶好調。シーズントータルの成績も打率.315、35本塁打、93打点、10盗塁、OPS1.018まで上昇しており、ロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス）とともにナ・リーグMVPの有力候補に挙げられている。
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