パドレス・ダルビッシュ 右肘の炎症で15日間の故障者リスト入り

不甲斐ない戦いでプレーオフ進出の可能性が低くなっていくなか、パドレスは日本時間8月29日、ダルビッシュ有を右肘の炎症により15日間の故障者リストに登録したことを発表した。今月37歳の誕生日を迎えたダルビッシュは、直近3先発で0勝3敗、防御率7.31と苦しいピッチングが続いており、シーズン通算の防御率4.56は10試合以上に登板したシーズンでは自己ワースト。なお、ダルビッシュの故障者リスト入りは、最終登板の翌日である日本時間8月27日にさかのぼって適用されている。

パドレスに移籍して3年目のシーズンを迎えたダルビッシュは、今季ここまで24試合に登板して136回1/3を投げ、8勝10敗、防御率4.56、141奪三振を記録。4月と7月は防御率3点台を記録したが、5月と6月は防御率5点台、8月もここまで防御率4点台後半と好不調の波が激しいシーズンとなっている。

昨季は16勝8敗、防御率3.10と自己ベストに近い成績を残し、今年2月には6年1億800万ドルで契約延長。ダルビッシュが42歳になる2028年まで続く長期契約となったが、その6年契約の1年目は不本意なシーズンとなってしまっている。それでも24先発と136回1/3はいずれもブレイク・スネルに次ぐチーム2位の数字であり、ここまで先発ローテーションを支えてきたダルビッシュが離脱するのは、チームにとって痛手となるだろう。

パドレスはエース格のジョー・マスグローブも右肩の炎症で戦列を離れているが、プレーオフ進出の可能性が低くなっているなかで、今季中に復帰させるかどうかは微妙なところ。データサイト「ファングラフス」によると、パドレスのプレーオフ進出確率は2.5%まで下がっており、「パドレスがマスグローブと同じようにダルビッシュを扱うのであれば、ダルビッシュは今季中に再びマウンドに上がることはないかもしれない」とMLB公式サイトは伝えている。

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